医情研通信 Column & Blog

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悪夢払い

2025年2月18日

夢をよくみるほうです。
ひと月の中でもみる時期に波があり,
嫌な夢をみた朝は寝汗をかいているのがわかります。

もしかして睡眠の質がよくないのでは…
思い当たるのはモコモコのパジャマです。
温かさと着心地を求めて愛用していましたが,ポリエステルは吸水性が低いため
蒸れやすく,私のように汗をかく人には不向きとのこと。
また,寝る直前まで布団乾燥機を使用してしまったことがあり
この日は寝付くのに苦労しました。

テルモ体温研究所によると
「睡眠中の環境温度によって睡眠の量や質が変わることが,
いろいろな実験を通じてわかってきました。
電気毛布で加熱したままの状態で眠ると,夜中に目覚めることが多くなります」

とのこと。
私の布団は温まりすぎていたようです。
また夕方の運動や,寝る前にぬるいお風呂で体を温めることで
末梢血管が拡張し,手足の表面からの熱放散が増え,
体の内部の温度が低下しやすくなり
結果として入眠しやすくなるそうです。

これらを踏まえ,室内の環境を整えても
悪夢をみるときはみてしまう。
悪夢でなくても夢をしっかりみた朝はなんとなく
疲れた感じがしますよね。

寝起きのいやな気分をポジティブに捉えられないかと思っていたところ,
睡眠学者の柳沢正史氏によると
夢は現実世界で起こり得ることの予行演習をしていて,
ストレス耐性を高める
という学説があり
しっかりと夢をみる人の方が、PTSDやトラウマのような状態からの
回復が早いという研究結果も報告されているそうです。
株式会社S’UIMIN『睡眠学者・柳沢正史が教える「よりよい睡眠のための12箇条」』より)

夢を頻繁にみる=眠りが浅いという,
漠然とよくないイメージを持っていましたがメリットもあるんですね。
これからはせめて後味のいい夢をみられるように
寝る前に素敵な妄想をして眠りにつこうと思います。

(い)
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