動物病院にて「1皿いかがですか~」と,先生が冗談を言いながら
生後3週間程度の子猫3匹を連れてきてくれました。
高齢のおじいさんが餌やりをしていた猫が産んだ子猫たち。
お母さんは去勢手術を行い,子猫達は3匹一緒でずっとのおうちが決まっているとのことで一安心でした。
おうちの決まる幸せな猫がいる一方で,殺処分されてしまう猫は年間で約2万頭もいます。
猫は1年で2~4回出産をして,その子供も半年も経てば妊娠可能となります。
飼い主のいない外猫が増えることによる糞や鳴き声など周辺環境の悪化などで,
さらなる殺処分にもつながってしまいます。
外猫達が望まない妊娠を避けるために行われているのが『TNR活動』。
Trap(捕まえる),Neuterr(手術する),Returnr(戻す)もしくはReleaser(放す)
その目印として,耳の先端をさくらの花びらのようにV字型にカットしていて
さくら猫と呼ばれているようです。
去勢手術を行えば,その猫は一代限りとなり子孫は増えない事になります。
TNR活動や地域猫に対する考え方は千差万別だと思いますが,
個人的には殺処分される猫が少しでも減ることを願います。
(り)