加齢とともに腎機能が気になってきました。
腎機能とリンの体内濃度は深く関係しています。
リンとは体内の微量金属の一種で,
元素記号でいうところの「P」。
骨を丈夫にする要素として骨に多く含まれておりますが,
それ以外のところに存在するリンは
体に害を及ぼす原因となってしまいます。
体内のリン濃度が高まると,
リンはリン酸カルシウム結晶のコロイド粒子となり,
体のあちこちで細胞毒性や炎症を起こします。
とくにリンの排泄器である腎臓に毒性が集中。
なぜ体内のリンが多くなってしまうかというと,
単純に摂取量が多いからです。
リンは体に必要な金属なので,
適正量は摂取する必要がありますが,
現代の食生活では普通に生活していると
明らかに過剰摂取となってしまいます。
リンは肉や野菜など食材にも含まれていますが,
なんといっても食品添加物にたくさん含まれていて
しかも食材よりも吸収率が高い。
食品添加物からのリンの摂取は
極力減らしたいものです。
食品の原材料表示を見て,
記載がやたら長いものなど要注意です。
インスタントラーメン,ソーセージやベーコンなどの加工肉などは特に多い。
これまでさんざん食べてきたことを思うと,
もう人生の後半,添加物生活は卒業かなと
思う中年の今日この頃です。
(さ)