新年早々お餅にはまった私ですが(
「お餅ライフ」),最近夏に近づいてきたと感じる日が増えたことに伴い,
冷麺やお蕎麦,冷や汁など,冷たくてするする食べられる食事が多くなっています。
汗ばむこれからの季節,ひんやりした食べ物は体をクールダウンさせてくれ,ありがたい存在ですね。
そんなこの頃,
「Mochi」なるものが海外で流行しているとのニュースを耳にしました。
聞けば,私が知るよりだいぶ前からの流行のようで,もはや,
「Sushi」
「Ramen」
レベルで認知されている地域もあるのだとか。
最初,
(あのお餅が世界で大人気…?)
(アメリカ人やフランス人が,磯辺焼きをパクついている?)
…と驚いてしまいましたが,どうやら,「Mochi」とはスイーツで,
米を搗いたお餅ではなく求肥を使ったものだそうです。
※画像は「
「餅アイス」がフランスを席巻 写真映えと多様なフレーバーで人気に」
(日本食糧新聞)からお借りしました
日本でも人気のアイス,「雪見大福」に近いですが,
いろんな味のアイスやクリームを求肥でくるんでいるとのこと。
一口大のコロンとしたかわいい形や,各種フレーバーによるいろんな色が“映える”こともあって,
若者の支持率が高いのもうなずけますね。
もともとはスーパーを中心にヒットしましたが,有名パティスリーも「Mochi」商品を開発するなど,
スイーツ界での存在感はますます高まっています。
しかし,スイーツとしての魅力だけではなく,海外での人気の秘密はそのヘルシーさにもあるようです。
求肥は,白玉粉または餅粉に砂糖や水飴を加えて練り上げたもので,
小麦粉を使わないのでグルテンフリー,かつ脂質も少ない材料です。
健康意識の高い人々にも受け入れやすい上,ベシタリアンやヴィーガンでも楽しめそうですね。
和菓子には,洋菓子と比べてヘルシーなものが他にもたくさんありますし,今後「Mochi」だけでなく
「An(餡)」
「Kinako(きな粉)」
なども海外で人気が出て定着するかもしれませんね。
海外向けのフレーバーの多いこの「Mochi」,日本のスイーツとはまた異なるものですが,
見ていると,もちもちした冷たい食感と中身の甘さが入り混じったおいしさを想像してしまい,
無性に求肥を使ったスイーツが食べたくなってしまいました…。
冬はお餅,夏は求肥で,もちもち感の魅力から離れられなそうです。
(す)