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新薬の名称

2022年4月19日

本日,明日収載の新薬が官報告示されました。
全9ブランドのうち,6ブランドで名称由来がありましたのでまとめます。
(インタビューフォームより)

■ラピフォートワイプ2.5%
Rapid(速く),Comfort(快適に)に由来

■エヌジェンラ皮下注24mgペン/同60mgペン
Next Generation Long-Acting Growth Hormone

■ビンゼレックス皮下注160mgシリンジ/同オートインジェクター
BimekizumabとExcellentに由来

■ルマケラス錠120mg
LUMA(ラテン語で「光」や「明るさ」を意味する語源を持ち,明確な道筋を照らすことを意味する)
KRAS(NSCLCに認められる変異の1つであるKRAS G12C変異を標的とすることを意味する)

■ウィフガート点滴静注400mg
海外における販売名「VYVGART」に準じた。

■アベクマ点滴静注
本品はBCMAをターゲットにしており、Anti・B(=BE)CMAであることからABECMAとした。

今回,由来もそうですが,気になったのはラピフォートの「ワイプ」という剤形。
薬液を包含した不織布で拭う(wipe)するもので,スキンケア用品では見られます
が医療用ではあまりない形式です。
当然?,日本薬局方の製剤総則にも掲載されてはいませんが,
今後も増えてくれば「ワイプ製剤」が載る日も来る…かも知れません。

(わ)
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