昭和の人間としては9月15日といえば
「敬老の日」でしたが,
平成13年(2001年)の老人福祉法の改正により,9月15日が
「老人の日」,
同月21日までの1週間が
「老人週間」と定められました。,また,
「国民の祝日に関する法律」の改正により,平成15年(2003年)から
「敬老の日」が9月の第3月曜日となりました。
「老人週間」のキャンペーンとして,すべての高齢者が安心して暮らせる
まちづくり,高齢者の社会参加・ボランティア活動の促進,高齢者の人権の
尊重等,以下の 6 つの目標を掲げ取り組むことを提唱しています。
キャンペーンが目指す6つの目標
(1) すべての高齢者が安心して自立した生活ができる,保健・福祉の
まちづくりを進め,ふれあいの輪を広げよう。
(2) 高齢者の知識,経験や能力をいかした,就労・社会参加・
ボランティア活動を進めよう。
(3) 高齢者の生きがい・健康づくり,介護予防,感染拡大防止等への
取り組みを進めよう。
(4) 高齢者の人権を尊重し,認知症高齢者への支援のあり方や介護問題等を
みんなで考え,高齢者や介護者を支える取り組みを積極的に進めよう。
(5) 高齢社会における家族や地域社会等の役割を理解し,多世代がお互いに
協力して安心と活力ある健康長寿社会をつくろう。
(6) 減災や防災への取り組みに関心を持ち,日頃から地域でのつながりを築こう。
キャンペーン期間
令和3年9月15日の「老人の日」から21日までの「老人週間」の7日間
キャンペーンの標語は
「みんなで築こう 安心と活力ある健康長寿社会」
です。
今年度中に百歳に到達する,または到達する見込みの方には
百歳高齢者表彰
があり,内閣総理大臣からお祝い状と記念品が贈られます。
昨年の老人の日に厚生労働省から発表された百歳高齢者表彰の対象者数は
41,802人(前年度比+4,797人)。今年も明日発表されるものと思われます。
昨年の百歳プレスリリース
ちなみに最高齢は福岡市在住の118歳の田中カ子(かね)さん。
明治36年生まれの田中さんは
「存命中の世界最高齢」として
ギネス世界記録にも認定されています。
目標は
「120歳まで元気に暮らすこと」だそうです。
お元気ですねぇ。
(お)