コロナ禍で外出も制限される昨今,飲食業界は特に大変な状況にあるかとは思いますが,
そんな中でも工夫しながら営業されているお店は,利用者にとっても頼もしい存在ですね。
最近,テイクアウトよりもさらに人との接触を避けられる営業形態として,
テレビでも特集が組まれたりと,存在感が高まっているのが“グルメ自販機”。
昔からある,購入するとその場で自動調理されるうどんやそばなどの自販機の人気も根強いですが,
現在注目されているのは,専門店の自慢のメニューがいつでも買える自販機です。
たいていの場合広範囲に展開してはおらず,飲料等の自販機よりも数は少ないのですが,
その分見つけるとレア感がありますし,独自のたたずまいも珍しくてうれしくなりますね。
話題になっているグルメ自販機は,
新鮮な卵,シフォンケーキ,サンドイッチ,
焼き芋,おだし,納豆(これは購入したことがあります!),
ラーメンなどなど。
補充を頻繁にしたりと,自販機で販売するにも努力があるのだと思うのですが,
想像よりいろんな食品が購入できるものなのですね。
そんなグルメ自販機,つい先日,私の自宅の近くにも新しく設置されました!
餃子などの冷凍食品が購入できる自販機で,機会があれば利用したいと興味津々です。
24時間冷凍食品が販売できる自販機が登場したことも自販機の進化の一因ですね。
自販機やテイクアウトにより,食品は非接触で購入できる機会が増えましたが,
最も非接触が望まれる体調不良時には,飲料や食品だけでなく,
薬も店舗に入店することなく購入できたら…と思うことがあります。
OTCの自販機,中国やアメリカの一部地域では存在するようですね。
しかし日本ではまだまだ難しいと思っていたところ,今年4月,新しい動きが。
大正製薬(株)による,
“
「駅改札内におけるOTC販売機を用いた一般用医薬品販売の実証」に関する新技術等実証計画”
が認定されたとのことです。
(
経済産業省HPより)
これにより,来年1月にも,一般用医薬品のうち第2類医薬品及び第3類医薬品を販売する
専用販売機が品川駅に設置されるとのこと。(「
日刊薬業」より)
実際の販売方法としては,入力された購入者情報を資格者が確認する形とし,
この条件下で医薬品の管理と販売の安全性が担保されるか検証するようです。
“自動”の販売機ではないにしても,もしこういった販売機の設置が広まれば,
軽いかぜの際は,栄養のとれる食事とスポーツドリンク,そしてOTCのかぜ薬まで,
店員や他の客と接触することなく,すべて入手できるようになるかもしれません。
これからの時代,他人に感染させてしまうリスクを少しでも減らせたら,安心して療養できそうですね。
(す)