医薬情報研究所社員によるコラム&ブログ

朝晩の冷え込みに加えて，日中の最高気温も下がってきて，
いよいよ冬本番を迎えている今日この頃。

遅ればせながら，先日息子のインフルエンザワクチンの接種に行ってきました。
今回は小学校1年生になった息子の接種。
近所のクリニックでワクチンを接種してもらったのですが，上着の袖をまくるや否や，
息子の気を紛らわせようとする看護師さんとお医者さんの連携プレーで接種はあっという間に終了。
息子に聞いてみると，針が刺さった痛みはあったということでしたが，クリニックのお医者さんと
看護師さんのテクニックに脱帽です。

そんなインフルエンザワクチンですが，10月1日付で他のワクチンも含めて添付文書が改訂されています。
「定期接種実施要領」が一部改正され，同日より異なるワクチンの接種間隔に関する規定が
変更されることになりました。その概要は以下の通りです。


医薬品・医療機器等安全性情報　No.375より抜粋

注射生ワクチン同士を接種する場合には27日以上をあける制限が維持され，
その他のワクチンの組み合わせについては制限を撤廃されています。
この概要だと息子の2回目の接種は年が明けてからになりそうですが，
その間にインフルエンザにかからないことを願うばかりです。


そしてワクチンといえば，新型コロナウイルスのワクチンに関する動向が気になるところです。
イギリスでは12月8日，アメリカでは14日に新型コロナウイルスのワクチン接種が開始されました。

日本におけるワクチンの接種に関して厚労省のホームページでは，
接種開始の時期の見通しは決まっておらず，ワクチンの有効性や安全性の審査がなされ承認された上で，
供給が準備できたときに出来るだけ早く，国民にワクチンを提供できるよう準備していく，とされています。

ワクチンの接種が開始されるまで，また開始されてからも副作用等の問題が想定されますが，
来年以降もその動向に注目したいと思います。

（と）