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緑内障は40代から?!

2020年10月15日

3つ上の姉から突然,緑内障の疑いがあると言われて検査をしてきたけど,
あんたも同じような顔なんだから気をつけて」
という趣旨のメールが来ました。
幸い,結果は要観察で済んだそうですが,視神経が緑内障になりやすい形状をしているとかで,
年1回は必ず検診をするようにと言われたそうです。

ご存知の方も多いと思いますが,緑内障は眼圧によって視神経が損傷することで
徐々に視野が狭まったり視野に欠損が生じたりする病気です。
放っておくと失明する恐れがあり,日本人の失明原因の第1位にもなっています
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/ryokunaishou/about.html)。

症状の進行が緩やかなうえ,日常生活の中で片方の目に見えない部分が生じていても,
もう一方の目が見えない部分をカバーしてしまうため,かなり重症化するまで
病気に気付かないことが失明にまで至ってしまう要因の1つだともいわれています。

また,緑内障というと高齢者の病気と思いがちですが、
実は40歳以上の日本人のうち20人に1人が発症していると推定されており、
しかも日本人では眼圧が正常範囲なのにもかかわらず緑内障になる人(正常眼圧緑内障)の
ほうが多いというからやっかいです。健康診断の眼圧検査だけでは不十分なのですね。

現状では,これといった予防法もなく早期の発見と治療がとにかく重要になるそうですので,
40歳を過ぎて,老眼や白内障の話などがちらほらと聞こえてくるようになったら,
または緑内障の家族歴をお持ちの方は,年に1回くらいは眼科検診を受けておきたいところです。

折しも先日10月10日は「目の愛護デー」でした
(1010を横に並べると眉毛と目に見えるからとか…)。
いつも酷使している割にケアを怠っていることを自分の目に詫びつつ
私も検診に行ってこようと思います。

(あ)
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