国立西洋美術館で3月3日から開催予定だった
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が新型コロナウイルスの
感染拡大に伴う自粛要請で延期されていましたが，
6月18日から開催されています。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは貸し出しに慎重で，今回来日した
作品は全て
日本初公開。開催にあたっては
，「感染拡大予防ガイドライン」
を踏まえ，十分な感染対策措置を講じたうえでの開催をサイトでも強調
していました。
「感染拡大予防ガイドライン」は業種ごとに所管の省庁が発出しており，
内閣官房の
新型コロナウイルス感染症対策のサイトに一覧がまとめられています。
厚生労働省，経済産業省，国土交通省など，省庁ごとにガイドラインが
示されており，美術館・博物館は文部科学省の所管として，
「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」が
日本博物館協会から発出されています。
人気の企画展ではありますが，時間による人数制限があり事前にオンラインで
チケット購入し，スマホで入場できる
非接触型。盆前の週末のチケットを購入し
まずは入館にあたり，入り口で検温とアルコール除菌を行い，企画展会場へは
間隔をあけて並び数名ずつの入場となります。
観覧者方々のマナーが良く安心して入館できたのと，オンライン予約時のチケットの
売れ行きから，密になるかと思いましたがそれほどでもありませんでした。
また美術館はもともと，
・声を出さない
・人と人とが対面しない
・退館までモノに触れない
という環境なので，感染拡大対策がしっかり取られた施設でゆったりと
約半年ぶりの絵画鑑賞を楽しむことができました。美術館，博物館でも
各施設によって対応できることに限りはあると思いますので，観覧者側として
感染拡大予防に沿って鑑賞を楽しむマナーがしばらく必要だと感じた1日でした。
（お）
