新型コロナウイルス感染予防対策として,手洗いの重要性がいわれるなか
皆さんこれまで以上にこまめな手洗いを励行されていることと思いますが,
それに伴って「手荒れ」に悩む人が増加しているといいます。
外出する機会が増えてきたいま、手を洗ったり消毒をしたりという回数はどうしても増えてしまいますね。
何度も手を洗っていると、アフターケアはついつい手を抜きがちにもなりますが,
やはりそれはいけないようで,手洗いと皮膚の保湿は常にセットで考えたほうがよいようです。
①必要以上に手を洗わないようにする
石鹸を使うのは帰宅時,不特定多数の人が触れたものに触った後,調理前,トイレの後などに絞って
無駄に皮脂を洗い流しすぎないようにしましょう。
②手を洗った後は指の間まで完全に水分を取る
拭き残しがあると、その水分が蒸発するときに皮膚の水分まで一緒に蒸発させてしまい、
皮膚をより乾燥させてしまいます。
③手洗い後はハンドクリームや軟膏でしっかり保湿
ハンドクリームにも色々な種類がありますが,皮膚がゴワゴワしているときは「尿素系」,
冬のあかぎれ等には「ビタミン系」,日々のお手入れには「保湿系」といったように
状況に応じて使い分けるのもよいそうですよ。
たかだか手荒れと侮るなかれ。手や指には皮脂腺が少ないことから皮膚症状はいったん悪化すると
治りにくいのだそうです。湿疹やひび割れ,水泡などでかゆみや痛みに悩まされたり,
感染症を引き起こしたりすることもあるそうですので注意が必要です。
手の正しい洗い方については、様々なメディアで取り上げられているところですが、
最近,手がカサカサするな……という人は老若男女を問わず、こまめなケアを心がけましょう。
ただし,すでに悪化している場合は日々の保湿だけでは治らないことが多いということですので,
一度皮膚科を受診してみることをお勧めします。
(あ)