医情研通信 Column & Blog

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カプセルトイも製剤も

2020年1月30日

暖冬と言われる一方,ここ数日は各地で雪が降ったりもし,やはり一番寒い時期ですね。
暦上の大寒は1月20日頃~2月3日頃までだそうです。

最近,カプセルトイ(ガチャガチャ,ガシャポンとも呼ばれますね)の事情について知る機会があったのですが,
近頃は中身が入っているカプセルそのものを利用するタイプがあるのですね。
カプセルがパッケージであるだけでなくパーツの一部でもあり,
その中に入っている別のパーツを組み合わせて完成させるものです。
カプキャラ ミッフィー2」 (株)バンダイ

聞くと,カプセルトイ業界では,カプセルによる苦労が多いようで。
カプセルによる中身のサイズの制約の問題,回収とリサイクルの手間の問題,
そしてコストの問題などがあり,中身に力を入れたくてもかなわないことも多いのだとか。
その点,「カプセルがそのまま中身の一部」ならば解決できることは多々あり,
製造上の理由から生まれたアイデアの好例といえるのではないでしょうか。

製薬業界でも,常に製剤上の工夫が考えられ,改良が施されていますね。
点滴用バッグでは,バッグ内に隔壁があり2~4の小室に分かれていて,
押すだけで混合でき,バッグ内で無菌的に調製が完結するものがあります。
また,消毒液とそれを塗布するアプリケータが一体となっており,
ワンプッシュで消毒準備が整う製剤も。
(株)大塚製薬工場サイトより

やはり「一つで複数の役割を持つ」ものは無駄がなく,メリットが多いです。
これらの工夫が,医療従事者の負担を減らし,安全な医療を支えてくれているのですね。

現在は大人のファンも多く,毎月たくさんの新商品が投入されるカプセルトイ。
見ているといろいろ欲しくなってしまいました。
最後に,慢性的にストレスがたまっている皆様,こんなものはいかがでしょうか?
マジで割れる瓦」 TAMA-KYU公式サイトより

(す)
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