グルコースやフルクトースといった糖と
タンパク質がくっついて,
タンパク質の機能が失われてしまう現象です。
食品ではメイラード反応と呼ばれており,
パンケーキが焼けて甘~い香ばしい香りがする,あれです。
グリケーションは体の中でも起こります。
おいしそうなパンケーキと違って体には悪いことばっかりです。
体内では血中のグルコース濃度に依存して起こり,
元に戻れる初期段階と,戻れない後期段階に分かれます。
よく検査項目に登場するHbA1cは,まさにグリケーションされたタンパク質です。
赤血球に乗っかって酸素を運んでいるタンパク質を
ヘモグロビンといいますが,
それにグルコースがくっついて,
酸素が運べなくなってしまったのがHbA1cです。
血糖値に依存するので血糖値の指標になり,
また,赤血球の寿命が120日ほどなので,
過去1~2カ月の平均血糖値が割り出せるわけです。
血糖値の高低もそうですが,HbA1cが高いということは,
他の血中タンパク質もグルコースにやられている。。。
と思うとぞっとしますね。
と,お菓子をつまみながらブログを書いているわたくしです。
(さ)