今回の年末年始は,暦にも恵まれ
長期休暇となった方も多かった
のではないでしょうか。その休みを利用して国内・海外旅行に
行かれた方,帰省された方,家でダラダラ過ごされた方,そして
昨年末に公開された映画,『
男はつらいよ お帰り 寅さん』に
涙した方もいらっしゃったかと思います。
それでいうと私は帰省&小旅行組でした。両親,兄弟の家族と
宮城県の秋保(あきう)温泉で年始を過ごしました。古くは同じ宮城県の
鳴子温泉,福島県の飯坂温泉とともに『
奥州三名湯』の1つとして
数えられた湯治場です。
歴史ある宿泊施設が多く,『
伝承千年』を謳う宿もあります。
仙台市の中心部からでも車で30分ほどとアクセスも良く,日帰り
での入浴も可能なため,地元では長年人気の温泉地となっています。
私が泊まった宿の温泉の特長は,
泉質:ナトリウム-塩化物泉
効能:神経痛・関節痛・五十肩・うちみ・慢性消化器病・冷え性・
きりきず・やけど・慢性皮膚病・ 慢性婦人病など。
また,風土と泉質が相まって,病後衰弱の療養にも効果があります。
無色透明で弱アルカリ性のお湯でした。
泉質は,
鉱泉分析法指針※1により大きく10種類に分類され,
秋保温泉の泉質である塩化物泉は単純泉についで2番目に多い
泉質とのことです。
※1:鉱泉分析法指針は1951年(昭和26年)に旧厚生省により制定され,
その後,分析技術の発展に伴い1957年(同32年)には大幅な改訂が
行われ現在は環境省自然環境局が制定する行政指針となっています。
温泉の泉質のいろいろ(日本温泉協会)
ゆっくり温泉に浸かった後の夕食では,仙台に定着しつつある
「
すずめ踊り」の一団が各部屋を回るなどのサービスもあり,
昭和感が満載の温泉気分を満喫できました。
秋保温泉は,無色透明で見た目がシンプルな温泉だったので,
今度はクセのある泉質の温泉を探してみたいと思います。
(お)