5月も半ばとなり,上着を羽織らず薄着で出かけても大丈夫な日が増えてきました。
とはいえ,夕方は冷えることもあり,着る服に悩む時期ですね。
薄着すると,ちょっと気になるのが体型……。
最近,ゆるい糖質制限を始め,糖質オフ食品を手に取ることが増えました。
ローソンで買えるブランパンシリーズは,種類も多く,
低糖質だけでないおいしさもあるので,リピート買いしています。
バニラロールやドーナツなど,スイーツ感覚の商品もおすすめです!
ところでブランパンのパッケージには「乳酸菌入り」とあり,
原材料名を見ると「殺菌乳酸菌パウダー」という表示がされていました。
この「殺菌」表示,気が付くといろんなところで見かけるようになった気が。
例えば,
カルピスは,パッケージに「乳製品乳酸菌飲料(殺菌)」とあります。
カルピスは新鮮さを保つため,製造の最後に加熱殺菌をしているのです。
一方,
ヤクルトの表示は「乳製品乳酸菌飲料」。
こちらは以前
ブログの記事にさせていただきましたが,
「Newヤクルト」の場合,1本に200億個,生きて腸内まで到達する乳酸菌が入っています。
この二つは発酵乳・乳酸菌飲料のケースですが,
菌が生きているものと,殺菌してあるものでは,成分規格の種別が異なるようです。
(
一般社団法人全国発酵乳乳酸菌飲料協会 発酵乳乳酸菌飲料公正取引協議会HPより)
医療用医薬品で菌が主成分の製剤には,
・耐性乳酸菌製剤(ビオフェルミンR錠など)
・カゼイ菌製剤(ビオラクチス散)
・酪酸菌製剤(ミヤBM細粒など)
・ビフィズス菌製剤(ビオフェルミン錠剤など)
……などがありますが,いずれも生きた菌が配合されており,添付文書等に生菌数も記載されています。
また,善玉菌的なものではありませんが,次のような殺菌済の製剤も。
・混合死菌製剤(エキザルベ) ※内訳:大腸菌死菌,ブドウ球菌死菌,緑膿菌死菌,レンサ球菌死菌
・大腸菌死菌・ヒドロコルチゾン(強力ポステリザン(軟膏) など)
食品でも医薬品でも,人のからだに入る菌である以上,
生菌かそうでないかは,流通上の問題などからも明記する必要があるのでしょうね。
イメージでは,生きた菌の方が体内で働いてくれて健康に良さそうな気がしてしまいますが,
乳酸菌に関して言えば,殺菌されていても,菌体成分や代謝産物の効果は保たれるそうです。
生きている菌も,殺菌済でも,役に立ってくれる乳酸菌。
継続して摂取するため,いつもの食品等に入っていてくれるのはありがたいですね。
(す)