前回のブログでも取り上げられていますが,5月1日から元号が「令和」となります。
元号の発表が行われた4月1日,11時30分には新元号が発表される予定でしたが,
10分程遅れ,会見が始まり新元号が発表されたのは11時41分。
そして,その約1時間20分後@新橋
日本コカ・コーラは新元号の発表に伴い,
同元号を印字した「コカ・コーラ」
を2000本配布するイベントを実施しました。
予定では新元号の発表からすぐラベルデザインの作成にとりかかり,東京都内で印刷。
バイク便で会場の新橋まで運び,現場でラベルを巻く,というオペレーションを設定していましたが,
新橋駅付近は新聞各社の号外配布などで混雑し,発表の遅れなどもあって,配り始めたのは午後1時頃となりました。
配布は約40分ほどで終了しました。
(参考)
発表後すぐラベル制作 新元号コカ・コーラ2000本サンプリング
そして,その
約40分後@渋谷
フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリが
新元号プリントTシャツ
を配布しました。
発表前からスタンバイし,その場で製版。配布数は約500枚で6回に分けて行われました。
「渋谷ストリーム」前の稲荷橋広場において,設置したビニールテント内で印刷,乾燥,梱包を実施。
製版にかかった時間は約45分だったそうです。
(参考)
メルカリ,新元号プリントTシャツを渋谷で配布 発表後2時間強でスピード製作
これらは新元号の発表後,速報性を意識し,オリジナルのグッズを準備した販促の事例です。
一方,販促という類のものではありませんが,医薬品業界でもいち早く新元号を活用したものがあったようです。
医薬品関連の業界団体である
関西医薬品協会が4月1日付で発出している講習会のご案内,
令和元年度「MR教育担当者講座」単回受講のご案内について
では,文面中に新元号「
令和」が多用されています。
4月1日の何時にこの文書が公開されたのかはわかりませんが,紹介した販促の事例同様,
新元号発表後の文書作成から公表までの流れは,入念に準備されていたことがうかがえます。
(と)