早いもので弊社ブログは“今年の”最終回です。
今年は診療報酬・介護報酬・薬価改定が重なり,
特に薬価については抜本改革の基本方針の下,多くの施策が提示されました。
薬価制度の抜本改革について(骨子から抜粋)
1.効能追加等による市場拡大への速やかな対応
2.毎年薬価調査、毎年薬価改定
3.イノベーションの適切な評価
(1)新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度の抜本的見直し
(2)新薬のイノベーション評価の見直し
(3)費用対効果評価の導入
4.長期収載品の薬価の見直し等
(1)長期収載品の薬価の見直し
(2)後発品の価格帯集約
(3)基礎的医薬品等の対象拡大
5.外国平均価格調整の見直し
この中で,本来の意味での毎年改定・薬価調査は2021年から,となって
いますが,来年は消費税改定が予定されていることもあり,また,効能追加
による改定では,すでにオプジーボ,マヴィレット(予定)への適用等,
多くが進められています。
また,そのオプジーボにつながる本庶教授の研究が,
ノーベル生理学・医学賞を受賞するなど,うれしいニュースもありました。
薬を取り巻く環境は大きく変わっています。
来年予定の消費税改定も,いわゆる4月-3月期でない途中の実施は初めてです。
そして平成としての年末年始も今回が最後。
慌ただしい中ではありますが,少し腰を落ち着けて,
来年がどんな年になるか,思いを馳せてみたいですね。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
(わ)