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ダウンコートがいっぱい

2018年12月13日

12月に入り,今シーズン初の寒波がやってきて,東北では記録的な大雪となりました。
関東でも急に冷え込んだので,ダウンコートやダウンジャケットを着込む方が増えたようです。

最近では国産のメーカーも台頭してきているようで,
デサントの「水沢ダウン」など高性能のものも人気ですね。
以前よりファッション性も追及されており,
今や街着やビジネス用としても定番になった感があります。

ふと気になったのですが,このダウンコート,いつから全国的に普及したのでしょう……?
着ている方は1980年代からある程度いたようですが,
(株)パルコの運営する「ACROSS」が行っている調査「定点観測」で見てみると,
2000~2005頃,爆発的に人気を博したようです。
どちらかというと男性を中心に流行し,ダウンベストをカジュアルに着る方も多くいましたね。
2002年1月を見る限り,スポーティーなものが主流と思われます。
2008年2月になると,渋谷・原宿・新宿の3地点合計で,
なんと男性通行人の30.0%,女性通行人の32.7%が着用しているという結果に!
(※ダウンだけでなく中綿入りのものも含みます)
この頃には,ロング丈も多くなり,色もデザインも幅広くなっていますね。
2015年1月では,男性通行人の26.8%,女性24.2%が着ています。
2008年よりも少し減っていますが,この頃,コートの下に着るインナーダウンも増えたため,
実際ダウンを利用している方は数字よりも多いのでは?
薄手できれいめのダウンを着ている方もよく見かけるようになった頃ですね。
1人で用途に応じて複数のダウン製品を使いこなしている方も多そうです。
防寒機能を誇るもの,薄手でかさばらずに着られるものなど,
たくさんの種類が増えたのはうれしい限りです。

これらのダウンコート,重ね着しなくても,というより,
むしろ薄着の上に羽織った方が温かいのだとか。
熱源となる肌に近いところにダウンを着た方が,
体温で温まった服の中の空気を,羽毛がより効率的にとどめておいてくれるそうです。

軽くて暖かいダウン,小さな子や高齢の方にも最適ですね。
次の寒波に備え,私もダウンを買い足したいと思います。

(す)
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