平成30年度の診療報酬改定では，医療ITCを生かした遠隔診療
（オンライン診療），在宅医療，訪問介護，リハビリテーション
などに関する加算が新設されるなど，今後の診療，医療の現場で
重要になるであろう項目が盛り込まれました。
診療報酬体系はその時々の疾患動向や医療政策と密接に関連する
かたちで改定されてきた歴史があります。それらの経緯，動向を
把握するのにご紹介したいのがこちらの1冊。
－中央社会保険医療協議会診療報酬改定の軌跡－
診療報酬アーカイブス 1950－2014年
2016，2018年診療報酬改定版 CD-ROM付
“診療報酬アーカイブス”の特長は・・・
１.診療報酬改定を巡る中医協等の推移
昭和25年の中医協設立を皮切りに，診療報酬改定はもちろん
関連する制度改正の内容などを含めて，診療報酬関連事項を
年次形式で掲載。中医協の建議や答申に附記した意見など
本書内に関連資料がある事項については，掲載ページを
表記しています。
２.診療報酬改定の経緯
昭和33年以降の診療報酬改定にかかわる厚生省，厚生労働省の
保険局長（老人保健関係含む）通知と診療報酬点数の主要項目
で構成されています。
３.参考資料
診療報酬改定に関する付随情報として，中医協建議や関係
審議会の答申書，報告書，意見書等を可能な限り収集，掲載。
昭和25年4月に中央社会保険医療協議会（中医協）が発足。
その後の診療報酬改定を巡る中医協の動向や関連審議会，
関連法の改正などの制度改正の流れを時系列に整理し，
平成26年4月までの診療報酬改定までをまとめた本書は，
上記の3部構成となっています。
書籍発刊後，直近2回（2016年と2018年）の診療報酬改定は
CD-ROMに改定情報を盛り込みました。
非常に古く，ネット検索では原本にあたれない建議，答申，通知
なども，“ほぼほぼ”網羅されているところが，類書なき1冊と
してのストロングポイントです。
長い名前に負けない情報量を誇る本書を是非ご購入ください。
※書店での販売はしておりません。購入は
こちら。
（お）
