もう今年も終わりに近づき,師走そのものの日々を過ごしている方も多いのでは。
蓄積された疲労や,ついに本格化してきた寒さを考えると,体調に気をつけたいこの頃です。
ご多分に漏れず,私も最近何かと忙しいせいか,肌が荒れ気味です……。
そこで,体の内側から美肌を目指そうと,ビタミンBやCの摂取を心掛けているのですが,
さらなる効果を求め,“高濃度”のビタミンについて現在調べています。
高濃度ビタミンCといえば,「
オバジC」シリーズ。
2001年,これまでになかった濃度でビタミンCを配合した美容液は,
それほど美容に詳しくない私でも印象に残っているほどブームを巻き起こしました。
OTC医薬品メーカーのロート製薬が開発したドクターズコスメである点も画期的ですね。
最も高濃度の「オバジC20セラム」には,レモン約150個分のビタミンCが配合されているとのこと。
しかも,独自の処方で浸透性を高め,肌表面だけでなく角質層に届くようにしているようで。
シリーズのラインナップも増え,ベストセラーとして常に人気を誇っています。
……やっぱりこうして知っていくと,みかんを食べたりサプリを服用したりもいいのですが,
ビタミンCを肌からも浸透させて美白を狙いたくなりますね!
しかし,ロート製薬のサイトを見ているうちに,さらに気になる製品が……。
「episteme」というブランドの「
ステムサイエンス」というシリーズで,
なんと再生医療の研究から生まれた技術を生かしているのだとか。
ロート製薬の企業情報には,こうあります。
“医療用医薬品の製造をしていないロートがなぜ挑戦するのか?
理由は2つあります。
1つは、ロートが再生医療に欠かせない「細胞を扱う技術」と「無菌製剤技術」を
持っていること。目薬やスキンケア製品の研究開発で築いた礎が、新規事業を支えるのです。
そして、もう1つは、日本や世界で走り始めたばかりの医療だからこそ、
ロートが「トップランナー」を目指せることです。”
ロート製薬は琉球大学内に再生医療研究センターを設置し,
国内外の研究機関と共同して「脂肪由来間葉系幹細胞」に着目した研究を行っているそうです。
そして7月には,肝硬変治療用の再生医療製品の臨床試験を新潟大学と共に開始したとのこと。
2020年までに再生医療医薬品の上市を目指すとのことで,
C型肝炎等の患者さんはその日が待ち遠しいのではないでしょうか。
社内にも愛用者がいる,大人気だったスライム目薬(※限定品でした……)。
個人的にはこのスライムやオバジCのイメージが強かったロート製薬ですが,
これらの身近な医薬品を独自の研究や技術が支え,
逆に目薬や化粧水から最先端の研究が生み出されてもいたのですね!