以前にもこのブログで少し触れられていましたが,
今年から
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)が始まりました。
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)は,
健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が,
平成29年1月1日以降に,スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち,
医療用から転用された医薬品)を購入した際に,その購入費用について所得控除を
受けることができるものです。
厚生労働省 セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
普段はあまり薬を買ったり飲んだりすることはないのですが,
この時期だけは鼻炎のため,そうは言っていられません。
これまでいくつかのOTC医薬品を試してきましたが,どうやら自分に合っているようで
症状がだいぶ楽になるものがこちら。
ロート アルガード 鼻炎内服薬Z II
添付文書を見ると,有効成分としては以下の成分が含まれています。
メキタジン 4mg
塩酸プソイドエフェドリン 75mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
ベラドンナ総アルカロイド 0.4mg
グリチルリチン酸二カリウム 60mg
無水カフェイン 90mg
薬価基準に収載されている医療用医薬品で,これらの成分を含むものを
探してみると,
メキタジン:ゼスラン錠3mg 等
dl-メチルエフェドリン塩酸塩:メチエフ散10% 等
グリチルリチン酸二カリウム:ノイボルミチン点眼液1% 等
と,やはり主にアレルギー関連に適応をもつ品目がありました。
ちなみに税制による医療費控除の特例が受けられるのは,
1年での購入額が1万2000円を超えた場合とされています。
対象となるOTC医薬品は,先ほどの厚生労働省のホームページで公開されて
いますので,みなさんも一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
さて,今回ご紹介したOTC医薬品の値段は約2000円ですので,
特例を受けるには6回の購入が必要。
そう考えると,特例を受けられなくてもいいので,早く薬を
飲まなくてもよい時期になってほしいと思ってしまいます。
(と)