ついに,流行中のノロウイルスに感染してしまいました。
なんだか今日は体が重いな,と思いつつ床に就き,
夜中にひどい胃痛で目覚めました。
それからは止まらない吐き気と腹痛にのたうち,
翌日病院へ行ってみると
「ノロウイルスですね。」
例年,この時期に風邪をひきやすい体質ではあるものの,
ノロウイルスと診断を受けたのは今回が初めてでした。
そのためあまり知識もなく,わが身にふりかかって
あらためてその恐ろしさを痛感した出来事でした。
ご存じの方も多いかもしれませんが,
ノロウイルスには今のところ特効薬がないため
対症療法しかなすすべがありません。
私が処方されたのも,胃の粘膜を丈夫にする薬,
腸を整える薬,腸の動きを促す薬の三種類。
何も食べないことが一番の薬だと説明がありました。
また診察の際,医師から開口一番に
「昨日,貝類を食べた?」と尋ねられました。
貝類が旬の1月は,貝類による食中毒も発生します。
ホタテガイ,カキ,アサリ,ムラサキガイなどの2枚貝類では,
「麻痺性貝毒」「下痢性貝毒」の2種を引き起こします。
下痢性貝毒では下痢や嘔吐を引き起こすものの,
死に至ることはありません。
農林水産省HP
また,人に流行しているノロウイルスが
下水道を通じ海に流れ込むことで
牡蠣がそのウイルスを蓄積し,感染の原因となるケースもあります。
冬は生の貝類を口にすることが多い=食あたりを起こす,
という漠然としたイメージを持っていましたが,
同じ食中毒でもさまざまな原因が考えられます。
そしてノロウイルスの対策はやはり手洗い・うがいが一番とのこと。
肝に銘じたいと思います。
(い)