昨年の冬,5日ほど入院をすることがありました。
これまで大きなケガや病気もなく,まだまだ元気!などと思っていたのでびっくり!
幸い大事には至らなかったので,相変わらず不摂生な生活を送っておりますが
たまにふと,これが何十年も昔の話だったら,はたまた自分の住む国しだいでは,
長生きはできなかったかもしれないなーと思うことがあります。
人は必ず死ぬものですし,所詮,人の“生き死に”のタイミングは
運命には抗えないのか…なんて思うこともありますが
気軽に受けられる健康診断や,何かあったときには万人が比較的平等に
医療を施してもらえる社会保障制度のあるなしでは
その運命の土俵も大きく異なってきますので,
なんだかんだ言っても守られているんだなと思う今日この頃です。
さて,先日の米大統領選でトランプ氏が当選したことを受け
米国の医療保険制度改革法(オバマケア)はどうなっていくのか?!
ということが話題となっています。
国民皆保険制度を目指し2014年に施行されたものですが,
様々な問題が浮き彫りになり,国内の不満も高まっているようです。
もともと米国では国民の約6割が民間の医療保険に加入していることもあり,
この制度によって負担だけが増えたと感じる人も多いようです。
「自助」精神の強いお国柄ということでしょうか。
国の歴史や背景が違えば,考え方も違うものだと改めて気づかされます。
とはいえ,日本でも少子高齢化や雇用環境の変化,財政難などから
国民皆保険制度の存続が危ぶまれています。
当たり前のようで当たり前でないこの有難い制度が
これからも維持されるためにはどうしたらいいのかを考えながら,
米国の医療制度の今後に注視していきたいと思います。
(あ)