久しぶりに映画を見に行こうかと思っています。
今秋に全国ロードショーの映画
「聖の青春」。
腎ネフローゼという難病を患い病と闘いながらも,異例の速さでプロ入りし,天才と
称された棋士,村山聖さんの人生を描いたノンフィクション小説(大崎善生 著)を
原作とした映画です。
主演の松山ケンイチさんは役作りのために20キロも増量したそうですが,当初はその
激太りが色々な憶測を呼んで話題になったりもしましたね。
◆ネフローゼ(症候群)◆
ネフローゼ(症候群)という病気は腎臓の病気で,尿中に大量の蛋白が出てしまい,
血液中の蛋白が減ってしまうことにより,体内の余分な水分や塩分をうまく排出する
ことができず,むくみやだるさ,その他様々な症状があらわれるのだそうです。
糖尿病などの全身疾患が原因でかかることもあるようです。
難病情報センター HPより
◆身近な医薬品の重大な副作用にも◆
ネフローゼ(症候群)は医薬品の重篤(重大)な副作用に記載があるものも有り,
PMDAの重篤副作用疾患別対応マニュアルにも副作用名として挙がっています。
比較的身近なものだと「ロキソニン」等の非ステロイド性抗炎症薬があります。
<他剤と比較してネフローゼ症候群になる頻度が高い薬>
1.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
通常の痛み止め、解熱薬
2.主として関節リウマチの治療に用いられる注射用金製剤
金チオリンゴ酸ナトリウム
3.関節リウマチの経口治療薬
オーラノフィン,ブシラミン,ペニシラミン
4.抗腫瘍壊死因子抗体製剤
インフリキシマブ,エタネルセプト
5.インターフェロン製剤
10数種類におよぶ製品があります
重篤副作用疾患別対応マニュアル(患者・一般の方向け)より
◆ところで…なぜ王と玉?◆
最近将棋をさすことはほとんどなくなりましたが,子供のころは将棋好きだった
祖父の家に遊びに行った際によく教えてもらい,実家に戻ってから誰かと対戦し
てその成果を試すのが楽しみだったりしました。
今となってはそのほとんどの知識がどこか遠くへ行ってしまいましたが…(笑)
「詰め将棋」で検索するとJTの詰め将棋ゲームがヒットしました。
https://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/game/index.html
毎月プロ棋士が作成する問題が更新されているようです。
興味がある方はやってみてはいかがでしょうか?
ちなみに私は10月の問題で 453位/1270人(その時点で)でした。
ところで…
将棋をやらなくてもご存知の方も多いと思いますが,将棋の駒の王は
「王将」と
「玉将」があるんです。
他の種類の駒は自分と相手と,同じ名前の駒が用意されていますが,王だけは別々です。
もともとは「玉将」のみで,その後に「王将」と「玉将」にわかれたそうですが
駒の機能(能力?)としては特に違いはありません。
なぜ分かれているのか,理由を知らなかったので調べてみたのですが,諸説あるようで
明確なものは見つけられませんでした。
棋士のタイトルに「王将」がありますが,もともとの「玉将」があってもよさそうですね。
(ま)