先週,
鑑別報告書が作成できるCD-ROM付
医療用医薬品 識別ハンドブック2017
が発刊されました。
おなじみ,医薬品の識別コードから品目を特定できる書籍です。
2016年からは,
・医薬品の先発,後発が一目でわかるマーク
・一般名処方のための標準的記載(【般】~)
・同一成分グループにおける代表的な薬剤名
の情報を追加しています。ぜひ,ご活用ください。
さて,日本のメダルラッシュで盛り上がったオリンピック。
私もこんなにテレビを見たことはないんじゃないかというくらい,
いつになく色々な競技中継を見て応援していました。
開催前は,盛り上がりに欠けるのでは,などと危惧されていましたが
始まってみるとやはりトップ選手たちの戦いに熱くなってしまうものです。
今はパラリンピックが行われており,こちらもオリンピックに負けない
熱い戦いが繰り広げられています。
先日,女子初のメダル獲得に沸いた視覚障害のある選手による柔道ですが
こちらの競技は障害の程度ではなく,体重別に階級が分かれており,ルールも
ほとんど健常者と同じになっています。
競技における主な違いは
・試合開始線は,1メートル離す。
・お互いに組んでから主審が「はじめ」の宣告をし,試合が始まる
・組み合えないときは青の選手が先に組み,次いで白の選手が組む
・試合中両者が離れたときは「まて」の宣告があり,試合開始位置に戻る
・場外規定は基本的には適用しない。ただし,故意に利用した場合は障害の
程度に関係なく適用されることがある。
(NPO法人日本視覚障害者柔道連盟 HPより)
とのこと。
もちろんこのルールは視覚障害の程度によって差が出ないように考えられている
わけですが,「組み合ってから」始めることで技をかける機会が増え,見ている
側もとてもわくわくする試合になります。
オリンピックで「組み合わない」ことで指導が増えたり,投げ技が減ったり
ということが問題になり,何度かルールの見直しも行われているようですが
両者に指導が重なったら「組み合ってから」始めるのもよいのでは?と,
素人考えに思った次第です。
(ま)