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本日のテーマは 抗不安薬 です。
抗不安薬は精神安定剤とも呼ばれ、不安感や緊張感を和らげてリラックスさせる薬です。
代表的な抗不安薬は「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」と「セロトニン作動性抗不安薬」
の2つがあります。
ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、GABA(中枢神経系を抑制する脳内神経伝達物質)
の脳内作用を増強する働きがあります。つまり、ベンゾジアゼピン系薬物がGABAの働
きを強めることで、脳内の活動がスローダウンし、それが心の不安、緊張を和らげるこ
とになるのです。
はい。そこのあなた。もう読みたくないですね?「覚えるべき医薬品の名前だけで十
分だ!」。はい。もちろんそういう主旨のコラムです。読み飛ばしても構いません。
このベンゾジアゼピン系抗不安薬の代表的医薬品が、前回の睡眠薬編でも登場した
「デパス」(田辺三菱)。そしてファイザーの「ワイパックス」。サンドの
「レキソタン」。とても効果が高い分、依存性が強まってしまうという点が特徴です。
漫然と使用してはいけない医薬品。
一方、セロトニン作動性抗不安薬は、ベンゾジアゼピン系抗不安薬のように全身に作用
せず、また依存性のような有害事象が少ないのですが、効果が弱く発現に時間がかかると
いう特徴を持つ医薬品。長期の投与や、高齢者向きとも言われています。
こちらの代表薬として、住友ファーマの「セディール」を覚えておきましょう。
※医薬品の選択については「覚えておきたい医薬品 ①【認知症薬】編」を参照してください。
というわけで、本日覚える医薬品は4つ。再びの「デパス」に加え、「ワイパックス」と
「レキソタン」。そして「セディール」です。
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毎度すまん。やはり仕事だと思うと、どうしても覚えられない。かと言って、せっか
くこのコラムを読んだんだから、それを無駄にはしたくない。カタカナならカタカナで
いいんだ。くどいか?でも、もう少し役に立つ情報・・・あ、でも趣味って言ったって
前回のクラシック音楽はやめてくれ。やはり学校の授業を思い出すから。もっとこうな
んというか、趣味は趣味でもサブカルっぽいもので頼むよ・・・というあなたへ。
仕方ないですねー。でも気持ちはわかります。やわらかい趣味ですね。
では今日のところは「世界3大映画祭」を覚えましょう✨
はい。イタリアのベネチア国際映画祭、フランスのカンヌ国際映画祭、ドイツのベル
リン国際映画祭。これが「世界3大映画祭」🎬