A:
これは我が社に来る代表的質問のひとつです。
なぜか? それは我が社が「保険薬事典Plus+」を制作している会社だから。
つまり質問を下さる方からすれば、「保険薬事典+を制作していれば、
最新の医療用医薬品の数だけでなく、会社数も把握しているだろう」という
ことです。はい。もちろん把握しております。そして、書籍の宣伝もしております。
最新(2023.6/1現在)の医療用医薬品メーカーは、ズバリ「328社」です。
<もっと知りたい 解説-1>
ここで言う「医療用医薬品メーカー」というのは、つまり「薬価基準収載医薬品の
“製造販売承認”を取得し、かつ、現在、薬価基準収載医薬品を製造している会社」です。
ここには、製造を他社に委託し、販売のみを行ういわゆる「販売(専門)会社」や、
あるいは「原薬・原料」や「添加物」を製造しているものの、製品としての医薬品は
製造していない会社(製品まで委託を受けていても製造販売承認を取得していない会社)は
含みません。
この「328社」が、医療用医薬品メーカーということになります。
ちなみに、「保険薬事典Plus」の後ろにある「会社名一覧」は、出版時の(つまり最新の)
医療用医薬品メーカーをすべて列挙しています。そして、この会社数は、新規会社の登場や、
既存会社の廃業、あるいは吸収合併等で、増えたり、減ったりします。
なので覚えるなら「約330社」・・・でしょうか。
<さらに知りたい 解説-2>
2023年6月1日時点で薬価基準に収載されている品目は20340品目(※統一名
収載の告示レコードおよび統一名収載の個々の製品も含む。⇒2023.6.1の
「どーせなら、覚えちゃお! UPDATE」を参照ください)で、324社。
「1製品のみが薬価基準に収載されている会社」が、47社。ここには、小池メディカル、
日本エア・リキードや、和歌山酸素の「亜酸化窒素(笑気ガス)」など、特殊な品目が
多く含まれます。
同じく「2製品のみ」の会社が10社。「3製品のみ」が18社。「4製品のみ」が19社。
つまり、特殊な製品や、少数の製品に特化しているメーカーが90社近くあることも是非、
知っておいてください。逆に、100製品以上を製造している医療用医薬品メーカーは約60社。
と、いうわけで、日本の医療用医薬品メーカーはスバリ「約330社」です。
・・・どーせなら覚えちゃお!
ちなみに、製薬メーカーの中で医療用医薬品の売上高上位3社は「1兆円」を超えています。
そして日本の企業全体で売上高1兆円を超えている企業が約170社であることも合わせて
覚えておいてもいいかもしれませんね。
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