「忙しすぎて逆に暇」
という話,聞いたことがありますか。
やらなきゃいけないことが
たくさんあって忙しいのだけど,
やりたくないことは後回しにしていたら
やりたくないことばかりなので
やることがなくなって逆に暇になる,ていう。
暇ではないんですけどね。
気持ち退屈ですよね。
でも心はそわそわ。
そんな気持ちで読んでみた
『暇と退屈の倫理学』(國分功一郎 著)
この人が書いた本は以前に読んだことがあったけれど
「そうよねえ。」と思って読み終えたのを覚えている。
内容のバージョンアップと自分の成長が相まって
今度はどんな感想が持てるのか期待しつつ読んでみました。
基本,哲学の話なので
がんばって読まなきゃ進めない感じもありますが
論理の詰め方がわかりやすく
トークがキレッキレでおもしろい。
最終的にはやはり「そうよねえ。」なんですけど
自責の念は否めないなあと
今後に生かせそうな前向きな感想。
リタイア前に読んでよかった。
(さ)