気温が乱高下していて服装選びや体調管理が難しい今日この頃。
3/7には来年度からの薬価が告示され,本日新薬の告示もありました。
最近では新薬告示の定番ネタとなりつつありますが,今回も各新薬の名称の由来をまとめました。
■ブルキンザカプセル
Bruton’s tyrosine kinase inhibitor(ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤)から名付けられた。
■ファセンラ皮下注
好酸球を直接的かつ速やかに除去するというベンラリズマブ固有の特性から,
「Fast (速い) 」と一般名「Benralizumab (ベンラリズマブ) 」を合わせて「Fasenra」とした。
■ダトロウェイ点滴静注用
抗体であるダトポタマブ,TROP-2を標的とする作用機序,並びに患者・医療関係者の希望の道(Way)になることへの願いに由来する。
■テクベイリ皮下注
有効成分であるteclistamabに由来する。
■ルンスミオ点滴静注
LUN(Luna):リンパ腫と闘う患者を照らす天上の光,
SUM(足し合わせる):悪性B細胞(CD20)とT細胞(CD3)の二重特異性抗体である,
IO:免疫療法
に由来する
■ヒムペブジ皮下注
海外に準じた。
以前よりも明確な由来がある品目が減ってきている印象があり,
ひそかに「どんな由来なのだろう」と気にしているものからする寂しい限りです。
(と)