寒い日が続きますが,天候は晴れの日が多く過ごしやすいこの頃です。
その一方で,昨年からの天候不順で野菜の出荷量が減少し,価格が高騰してしまっています。
夏に猛暑だったせいも大きいようですが,雨の少なさは一般家庭にも影響を及ぼしますね。
昨年秋ごろからですが,我が家で急に日本酒ブームが起こり,すっかり晩酌の習慣が根付いています。
季節の限定酒を求めて少し遠い酒屋さんに遠征したりと,入手の過程も楽しむように。
2024年12月5日にユネスコ無形文化遺産に登録された,日本の「伝統的酒造り」(※)。
(※日本酒だけでなく焼酎,泡盛,みりんなどを含みます)
これまで詳しくなかったのですが,国内では“日本酒離れ”が進んでいると言われているものの,
特定の酒蔵,特に有名銘柄の日本酒の人気はすさまじく,到底通常の方法では購入できないのですね…!
人気のお酒は,購入権が抽選だったり,購入実績によるポイントが必要だったりと,
新参の日本酒ファンとしてはなかなか手に入りません。
それもそのはず,日本酒も進化しており,革新的な取り組みを積極的に行う酒蔵も目立ってきています。
生酛造りという昔ながらの方法に回帰したり,オリジナルで酒米を開発したりと,工夫も味わいも
様々で目が離せません。
さらに,最近は味もフルーティーで甘ずっぱく,いわゆる「端麗辛口」より飲みやすいものが増えており,
女性や海外勢の人気も高いようで。
そんなわけでお酒が進むこの頃ですが,気になるのは健康への影響です。
厚生労働省が昨年2月に発表した「
健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」によると,
「
飲酒量が少ないほど,飲酒によるリスクは少なくなる」ことが示されています。
一見,真新しくはない内容と思われるかもしれませんが,従来のものと比べて2つ注目点が。
・飲酒量の指標を純アルコール量(グラム単位)とし,疾病別の発症リスクと飲酒量を表記
・「節度ある適度な飲酒」の指標の不使用
(下は「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」掲載の「我が国における疾病別の発症リスクと
飲酒量(純アルコール量)」の表です)