医情研通信 Column & Blog

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誤診だった?

2025年1月7日

新年おめでとうございます。
何かお正月らしい話題を,と思いましたが
以前,こちらに書いた歯の話題が意外な展開となったのでその続きです。

突然の歯の痛みに耐えかね,急患扱いで初めて診てもらった歯医者さんで
「歯周病」と診断されたというのが前回の内容でした。
知らない間に歯周病になりかかっていたところに,
就寝中の歯の食いしばりによる圧力が加わって一気に進行した,
というのがその歯医者さんの見立てでした。

ところがです。

近所の別の歯医者さんが日本歯周病学会の認定医の資格を持っていることがわかり,
そちらで再度診断を仰いだところ,
「歯周病ではないと思います」と言われたのです。

歯周病の検査では針のような器具を歯と歯茎の間に差し込み,
その器具が入るかどうか,入ればどの程度入るかを測り,
さらにレントゲンで骨の状態などを見ます。
私の場合は痛みの出た歯で一カ所スポッと針が入っていくのですが,
まさにその一カ所のみ。通常は歯周病になっていれば
その歯の周囲のあちこちで針が入っていくはずなのだそうです。
またほかの歯の状態が全く問題ないことからも
100%とは言えないけれど歯周病の可能性は低い,とのことでした。

ただレントゲンで見る限り,過去に治療を繰り返したその歯の
根の部分が割れかかっており,
歯そのものが危うい状態であることには変わりはないようです。
抵抗力が落ちた時などに痛みが出る可能性があるのですが,
その根が割れかかった歯の治療はおそらくできないとのことで
これ以上圧力がかからないように大事にするしかないようでした。

というわけで晴れてマウスピースデビューを果たしましたが
噂に聞いていたような不快感はまったくと言っていいほどなく,
付けていなかった頃よりもよく眠れるようになった気がします。
薄くて柔らかい透明な樹脂製で,
歯並びに合わせて作るので見た目の違和感もありません。

定期検診で食いしばりや歯ぎしりを指摘されている方,
マウスピース,お勧めです!
そして歯の診断でも“セカンドオピニオン”をお勧めします!!

(梅)
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