先週の紹介で室内飼いの猫にも色々なワクチンがあることを知りました。
犬のワクチンは,お馴染みの「
狂犬病ワクチン」は
義務ですが,
飼い主の判断となる
任意接種があります。
混合ワクチンが選択されるケースも多く,猫と同じようにWSAVA(世界小
動物獣医師会)がガイドラインを定めていて,コア・ノンコアワクチンが
あります。
犬の体質やライフスタイルにより
5~6種,
8種,
10種といった選択ができ
るようです。
(以下,犬のワクチン.com より)
5種 犬ジステンバー/犬パルボウイルス感染症/犬パラインフルエンザウイルス
/犬伝染性肝炎/犬アデノウイルス2型感染症
6種 5種+犬コロナウイルス感染症
8種 6種+犬レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー型)/同(カニコーラ型)
10種 8種+犬レプトスピラ感染症(グリッポチフォーサ型)/同(ポモナ型)
○愛犬はいつも室内にいて外出することはほとんどない
○ほかの犬と触れ合うことがない
といった状況では
5・6種ワクチン
○外に出るのは散歩程度
となると
8種ワクチン
○外で遊ぶことが多い
○海や山など,アウトドアレジャーによく出かける
○愛犬とのスキンシップが欠かせない
○ご家庭に小さなお子さんやお年寄りがいる
では
10種ワクチン,といったケースとなるようです。
なお,6種で
犬コロナウイルス感染症とありますが,これは
いわゆる
Covid-19(新型コロナウイルス)の予防ではなく,子犬の,
主に消化器系症状を引き起こすタイプのウイルスに対する予防です。
一方で,ヒトに対しては
10月からCovid-19に関する定期接種が始まる
ようです。
今期は
オミクロン株JN.1系統が供給される見込みです。
(わ)