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夏の風物詩と熱中症対策

2024年8月6日

先週,北陸・東北でもようやく梅雨明けとなりました。
連日の猛暑や突然の豪雨など,一昔前の日本の夏とは変わってきていると
感じずにはいられない今日この頃です。

日本の夏と言えば,全国高等学校野球選手権大会の組み合わせ抽選が日曜日にあり,
明日から第106回大会が始まります。
出身地の代表校,馴染みのある学校,知っている子の応援など
多くの人が楽しみにしているのではないでしょうか。

夏の高校野球大会では,昨年から選手の体調管理,暑さ対策の1つとして,
試合の合間(5回終了後)に10分程度の休息を取るクーリングタイムが導入されました。
そして今年はさらなる対策として気温が高くなる時間帯を避けて,
午前中と夕方の2部制で日程が組まれるそうです。
これは,選手にとってはもちろん,スタンドで観戦する人たちの熱中症対策も考慮された
非常によい試みだと思います。

今夏は毎日のように,体温を超える最高気温や熱中症の疑いによる救急搬送者数,
また熱中症により亡くなった方のニュースも見聞きします。
熱中症はその時ばかりでなく後遺症が残ることもありますので,
とにかく無理をしないことが大切です。
また,熱中症のリスクは高齢者や乳幼児だけでなく,健康な(と思っている)青年期・壮年期の方も
二日酔いや睡眠不足により発症のリスクが高まりますので注意が必要です。
ビールがおいしい季節ですが,体調管理にはしっかり気を配りたいものです。

連日猛暑が続く現代の日本では,熱中症は誰にでも起こりうることだと思います。
環境省のホームページに「熱中症予防情報サイト」というものがありますので,
“熱中症の対策なんてだいたい分かっている” という方も,
気が向いたら一度ご覧になってみてください(https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness.php)。
知らなかった情報を得ることができるかもしれません。

さて今年,深紅の優勝旗を手にするのは,常連校か,地方大会で強豪校を倒してきたチームか。
私はエアコンの効いた室内で,飲み物片手にダイジェストを観るだけになりそうですが,
熱戦・名勝負を期待して,明日から始まる真夏の風物詩を楽しみたいと思います。

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