令和5年度がスタートしました。
毎年改定が実施されるようになって3回目(中間改定)の今年は
3月に新薬が収載されました。
規格別の品目数としては24品目,その中でもこれまで厚生労働省
から配布されていたCovid-19の治療薬
ゾコーバ錠125mg
パキロビッドパック300/600
が保険薬として薬価収載されています。
さて,恒例?ではありますが新投与経路の新薬を除く
新しいブランド名について,その由来を見ていきましょう。
(調査時点でインタビューフォームが確認できた品目)
■アリドネパッチ27.5mg/55mg
ALLYDONE の”Ally”(仏語読み)は,味方・仲間・協力者・支持者を,
“done”は有効成分名に由来する。
■イジュド点滴静注25mg/300mg
judicious(賢明な)とimmunotherapy(免疫療法)の頭文字〔IM〕を含む造語
■ゾコーバ錠125mg
XO(ノックアウト,~がない)+COVID-19=Xocova
■モノヴァー静注500mg/1000mg
海外販売名に由来する,mono-「1 回の」;少ない投与回数をイメージ
ゾコーバは,以前に収載された抗インフルエンザウイルス薬
「ゾフルーザ」
の流れ(XO(ノックアウト、~がない)+ influenza = Xofluza)を
汲む名称のようですね。
■クレセンバカプセル100mg/点滴静注用200mg
■パキロビッドパック300/600
は海外名称に準じたとだけあり,
■アドトラーザ皮下注150mgシリンジ
■タバリス錠100/150mg
■マンジャロ皮下注2.5/5/7.5/10/12.5/15mgアテオス®
■リブタヨ点滴静注350mg
は特になし,のようです。
「マンジャロ」「リブタヨ」はなんとなく音がユニークで個人的に
由来に興味がありましたが…残念です!?
(わ)