日本国内では新型コロナウイルスが第7波を迎え感染者が
急増していますが,国際的に感染が広がりつつある「
サル痘」
について,WHOが日本時間の7月23日夜に,感染の拡大が
続いているとして「
国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を
宣言しました。
サル痘のウイルスの潜伏期間は通常7日から14日間で,潜伏期間の後,
発熱,頭痛,リンパ節腫脹,筋肉痛などが1~5日間続き,その後,
発疹が出る疾患で
新型コロナウイルスに比べると感染力は弱いようですが,
注意を要するとのことです。
サル痘について(厚生労働省ホームページ)
そのサル痘ですが,1980年5月に
世界絶滅宣言が出された天然痘ワクチンに
よって約85%の発症予防効果があるとされていることから,厚生労働省は
29日に開く専門部会で天然痘ワクチンをサル痘予防に使うことの可否を
審議するそうで,対策として早い初動かと思います。
日本では1976年に天然痘ワクチン接種が廃止されて以降の年代は,
予防接種を受けておらず,サル痘が新型インフルエンザと違い
若年層で重症化しやすいという背景から感染拡大前にあらかじめ
準備を進めているところかと思います。
私はちょうどワクチン接種が廃止された年の生まれなので接種に
ついて確認してみようと思います。
現状,感染が確認されているのは75の国と地域の1万6000人以上,
そしてアフリカで死者が5人という状況で,25日に日本でも初の
症例が確認されました。
国内感染者が発生したことで感染るーよや予防について今後
情報が更新されていくかと思うので注視していきたいところです。
(お)