6月26日は国連の「国際麻薬乱用撲滅デー」です。これを踏まえ
厚生労働省,都道府県および(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは,
来週6月20日(月)から7月19日(火)までの1カ月間,
「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」
を実施します。
この運動は,国民一人一人の
薬物乱用問題に関する認識を高めるため,
正しい知識の普及,広報啓発を全国的に展開するもので,平成5年から
毎年行っています。
日本における薬物情勢は,覚醒剤が薬物事犯の半数を占めていますが,
若年層を中心に大麻の検挙者数が増加しており,
5年連続で過去最多を
更新しています。
増加が懸念される若年者の大麻の乱用防止に重点を置きつつ,一人で
悩まずに近隣の相談窓口で相談し適切な治療・支援につながるよう啓発
を促しています。
薬物に関してここ数年,
著名人の逮捕などの報道が増えているように
思います。そのひとりである元プロ野球選手の清原和博氏は,
2016年の逮捕後,リハビリを経て昨年10年ぶりに試合の解説者をつとめ,
今年は既に複数の試合で解説し,今後の解説予定もあるようです。
当然薬物に手を出さないのが一番良いですが,症状に悩む人のなかには
プロ野球のスターだった清原氏が逮捕後に社会復帰していく姿をみて
勇気づけられる方々もいるかと思います。
私も清原氏を見て育った世代なので,これからの活躍を見届けつつ,
この機会に薬物の認識,正しい知識を学ぼうと思います。
(お)