あしたから10月。すっかり秋の空気に変わったなと思う今日この頃です。
さわやかな風を心地よく感じる反面、毎年この時季になると急激に鼻炎が悪化します。
朝から晩までなにかとズルズル…いまは家で仕事をすることが多いので、
誰もいないのをいいことに両鼻にティッシュを詰めて作業をすることもしばしば。
12月ぐらいになれば大体落ち着くのですが、下手をすると中耳炎になったり
副鼻腔炎になったりするので、しばらくは気が抜けません。
ブタクサやヨモギ、イネなど秋の花粉症に悩まれる方も多いと聞くので、
何らかのアレルギーではないかと思っているのですが、
最近になって、もしや「寒暖差アレルギー」なのではないかと思うに至りました。
「寒暖差アレルギー」とは、文字どおり主に「寒暖差」によって起きる
くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状のことを指し、
医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれています。
“アレルギー”と呼ばれているものの、特定のアレルゲンによって引き起こされるものではなく
1日の寒暖差が7度以上になると発症することが多いそうです。
その原因は気温差による自律神経の乱れなどと言われているほか、
温度差による刺激が鼻粘膜にダメージを与え、粘膜が腫れることによるとも言われています。
花粉症などのアレルギー疾患との見分け方は、
目の充血やかゆみなどの「目の症状」が出ないことや
「アレルギー薬を飲んでも変化が見られにくい」ことなどが挙げられています。
また、風邪の症状との見分け方は「寒暖差アレルギー」では「熱が出ない」
「鼻水は無色透明でサラサラ」というところがポイントになるそうです(あくまで目安だそうですが)。
調べるに思い当たることだらけなので「寒暖差アレルギー」の可能性を念頭に置きつつ
今年こそアレルギー検査をしてみようと思います。
さてその「寒暖差アレルギー」の対処法ですが、
原因がウイルスやアレルゲンではなく自律神経の乱れによるものということですので、
自分で体調を整え「症状が出にくい体」にすることが大切なんだそう。
以下にポイントをまとめました。
★着るものをこまめに調節する
特に首・手首・足首を温めると良いそうです。マスクも鼻の粘膜を保護してくれるのでこの時季は一石二鳥ですね。
★ストレスを溜めない
生活習慣の乱れやストレスは自律神経のバランスを崩す原因になるそうですのでストレスは溜めすぎないように。
「質の良い睡眠」も自律神経のバランスを整えるのには重要ということです。
★運動をする
「寒暖差アレルギー」は筋肉量と代謝に大きな関わりがあるそうで、
特に「筋肉量が減少する40代以上の女性」が発症しやすいと言われています。
できるだけ足腰を動かして下半身を強化することが重要なんだそう。
結局、運動なのか…。
よく食べて、よく動いて、よく寝る…この基本的なことが意外と難しく、
また身体にとっては一番大事ということなのですね。
この秋は、外界の刺激に「ゆらがない」体づくりを目指したいと思います。
(あ)