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初めての胃カメラ

2021年5月18日

先日,初めて胃の内視鏡検査を受けてきました。
数年前にピロリ菌(H. pylori)感染有無の検査をした際には結果が陰性だったので,
その後の定期健康診断では,つらい胃バリウム検査は受けずにいましたが,
数週間前から胃のあたりに不快感があり,やや不安に駆られてのことです。

論文や医学雑誌などで胃の中の写真は何度もみたことはあるのですが,
1年ほど前に初めて大腸内視鏡検査を受け,自分の体内をみた際には
なんとも不思議な感覚でした。
今回もそんな感覚が味わえるのかと,淡い期待を抱きながらの検査となりました。

すでに経験している方はご存知だと思いますが,
大腸内視鏡検査は検査前の腸管洗浄がたいへんですが,
胃の内視鏡検査では前日消化のよい夕食を少し早めに取るといったものだったので,
事前準備も負担が少なく楽でした。
また,今回のクリニックでは経鼻か経口か選択できたので,事前に経験者の感想を聞き,
経鼻からの検査を選択,緊張しつつも余裕を持って検査に臨みました。

局所麻酔後,検査へ。
促されるまま検査台に横になり,看護師さんからは
「カメラが入っている間は,唾液は飲み込まないでください。垂れ流してもらって結構です」との指示が・・・。
胃に到達する前に2回ほど,嘔吐(えず)いてしまいましたが,
唾液を飲み込めず,垂れ流してしまうのは恥ずかしいやら,悲しいやら。
内視鏡が身体の中に入っていたのは10分にも満たなかったと思いますが,
率直な感想として,身体的にも精神的にも大腸内視鏡検査より辛かったです。
検査終了後,胃内の画像を見ながら説明を受け,軽い炎症はあるものの大きな問題はないということで一安心。
あとは病理検査の結果待ちです。

日本人の2人に1人ががんになるといわれる現在。
国立がん研究センター がん情報サービスの統計によると,
胃がんによる死亡数はがん全体で3番目に多く
特に男性では肺がんに次ぎ,2番目に高い数値をとなっています
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)。

身体に不調がないときには,ついつい健康をないがしろにしてしまうことを反省しつつ,
定期健康診断では横着せずに胃バリウム検査もしっかり受けようと決めた出来事でした。

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