オーソモレキュラーという分子栄養学の資格を取りました。
分子栄養学といわれてもピンとこないですよね。
人の体はだいたい同じ作りになっているけれど,
スペックは本当,人それぞれなんですよ。
悲しいかな,遺伝によって決まることもとても多い。
アルコールの代謝が良い例で,
お酒が強い弱いといった身近な事については,
各自,酒量を調整したりしているわけですが。
一方,さほど問題なく動いているようで,
例えば「いつも眠い」とか,「だるい」とか,「頭がぼーっとする」といった
やり過ごしているけど結構つらい体の不調を生み出す
スペックの違いはたくさんあるのですよ。
うまく機能していない毎日の積み重ねが
体調不良や,ひいては大病につながるのですね。
体の中で起きている反応は,
突き詰めればすべて化学反応なので,
それらを起こすための反応物や触媒,生成物も決まっています。
生成物というのは,
ホルモン,神経伝達物質,抗体,受容体,核酸など,
ざっくり体全部です。
少しの反応物や触媒で上手く反応させることができる人もいれば,
大量に使わないと反応を起こせない不利な人もいる。
加えて偏食で必要な材料が入ってこなかったり,
無駄に消費するような生活をしていると,
状況はさらに悪化します。
ただ,自分の体質の弱点を補正するために
必要な栄養素を補足すれば,
適正な反応を維持することは可能です。
オーソモレキュラーとは
細胞レベルの未病学って感じですかね。
(さ)