平成31年/令和元年もあと数日。
「
令和」という元号が日数的にも短かったせいか,あるいは
消費税改定はじめ,色々あったせいか本当にあっという間に感じます。
そのような中,来年には(もう!)
令和2年度の診療報酬改定が予定
されており,
先日 診療報酬の改定率が
+0.55%
うち薬価改定率が
-0.99%
となりました。
薬価制度改革の骨子案も発表されており(以下
中医協資料「具体的内容」から抜粋),
I 新規収載医薬品の薬価算定
1.新医療用配合剤
2.再生医療等製品の薬価算定
3.薬価算定方式の正確性(類似薬効比較方式)
4.薬価算定方式の正確性(原価計算方式)
5.補正加算
6.新規後発医薬品
II 既収載医薬品の薬価改定
1.長期収載品
2.後発医薬品
3.新薬創出・適応外薬解消等促進加算
(1)企業指標・企業要件
(2)品目要件
4.収載後の加算
5.基礎的医薬品
6.条件・期限付承認を受けた再生医療等製品
7.再算定
(1)過去に再算定を受けた品目への対応
(2)効能変化再算定
8.市場実勢価格加重平均値調整幅方式
となっています。
薬価制度の抜本的改革を引き続き実施し,その中でも昨今
課題となっている
薬剤耐性菌の問題等も踏まえ,例えば新薬
創出加算等の試みとして,関連の治療薬を開発した企業を評価する
仕組みなどが加えられています(II 3.の(1))。
来年も新しい制度,新しい薬の情報をきちんとお伝えできるよう
進めてまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします。
(わ)