医情研通信 Column & Blog

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対策は万全に

2019年11月21日

すっかり寒くなりました。
今シーズンも9月13日から始まった厚生労働省発表の
インフルエンザに関する報道発表資料」(毎週更新)。
11月15日現在の発表でインフルエンザの
流行シーズン入り”が宣言されました。

昨年の“流行シーズン入り”の発表が12月14日だった
ことを考えると,約1か月も早いシーズン到来です。

2019年11月15日 インフルエンザの発生状況について(流行シーズン入り)

厚生労働省の施設等機関である国立感染症研究所が発表する
インフルエンザ流行レベルマップ」にも警報を示す
黄色いエリアが日本地図に登場しています。

世界的なインフルエンザのパンデミックに襲われた2009年
ほどではないものの,比較的早く流行が始まっていることから,
例年を上回る患者数となった昨年,一昨年に続き注意喚起されています。

インフルエンザの感染ルートは飛沫感染接触感染となりますが,
これら感染に対する製品には,「滅菌」,「殺菌」,「除菌」,
「抗菌」などの表記が見られます。その特徴は,

滅菌:すべての菌やウイルスを死滅または除去する
殺菌:菌やウイルスを殺す・死滅させる
除菌:菌やウイルスをある程度減少させる
抗菌:菌の増殖を抑制する

といったような違いがあり,同じ商品でもその特性により
記載が異なるものもあります。インフルエンザに対しては
ウイルスに対応できる商品を選ぶ必要があります。

感染回避の準備をする際には,製品による特性も確認して,
万全の対策を取りましょう。

(お)
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