みなさんは苦手なものを聞かれたら,何と答えますか?
いまの私は迷わず「バリウム」と答えます。
そもそもバリウムが好き♪という方は,なかなかいないと思いますが…。
今年の健康診断では胃部X線検査があり,人生初のバリウムを飲むことになっていました。
そのため,事前にバリウム経験者から話を聞いていたのですが,
現在のバリウムは一昔前と違い,「味もそこそこ」,「飲む量も少なくなった」といった
好意的な内容だったので,大きな不安はありませんでした。
そして,いざ健診へ。胃部X線検査は,諸々の検査を終え,医師の問診のあとです。
検査室では,検査技師さんに言われるがまま,
発泡剤を飲み,水を飲み,検査台にスタンバイ。
さすがに一抹の不安はあったものの,始まってしまえば,
発泡剤を飲んでゲップを我慢するのも,検査台が回るのも,
検査技師さんの指示どおり右へ左へと体を動かすのも平気で,
検査を終えた直後は「こんなものか…」という印象でした。
しかし,検査が終了した数時間後から腹痛が。
検査終了後には,ちゃんと緩下剤を飲んで,看護師さんの言うとおりこまめに水分補給をして,
食事もしっかりとったのに,お腹が痛い。トイレに行っても腹痛は治まりません。
胃部X線検査の説明書きには,“腸内でバリウムが固まって腸閉塞になる可能性もある”
というようなことが書いてありましたが,それにしては早過ぎるので,ただただ耐えるのみ。
普段あまりお腹が痛くなることがない私は,耐性がないせいか痛みに弱かったようです。
やや前かがみに,歩幅も狭めに歩きながらなんとか帰宅したものの,痛みは一晩中続き,
翌日のお昼頃にようやく治まりました。
あの痛みを来年も耐えなければならないと思うと,1年後の健診が今から憂鬱になります。
一定の年齢になったら,だれもが受けるものと観念しているものの,
健診は1年に1回なので,慣れるころには何歳になっているのやら。
できれば,避けて通りたい検査です。
とは言え,胃がんは日本人男性のがん部位別死亡数の第2位ですので
(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html),
胃の不調,胃がん早期発見のためにも検査をないがしろにするわけにはいきません。
そこで,いま考えているのは「来年は胃カメラに挑戦してみよう!」ということです。
胃カメラは挿入時に,痛いとか,苦しいということがあるようですが,
バリウムと胃カメラ,どちらが自分に適しているか,試してみようと思います。
そして,来年の健診後のブログでは胃カメラの感想について触れられればとも思っています!
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